入院

2016年3月25日 (金)

診察日(9週目)

やっと9週目の診察ですhospital

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空は晴れていますが、直前に降った雹?がイヤな予感を増幅させますsweat02

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レントゲンを撮ってもらい骨折線はあいかわらずあるものの、松葉杖は本日で卒業になりましたshine

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いや~、よかった、よかったhappy02



密かに、週末はスノーボードだなsnowboard と考えていましたが、運動はもう一ヶ月お預けの様ですsweat01



やっぱり、時間がかかるのねcatface

2016年3月23日 (水)

魔法の杖 (骨盤寛骨臼骨折の日記②)

神さまのよそ見(骨盤寛骨臼骨折の日記 ①

↓続き

自宅前の駐車場に座り込み愛車のプラ子を見上げると、それはもう巨大な山脈を望む気分だった。

ここにきて、山岳部に入部することになるとは・・fuji


目的地は山の中腹にあるドアノブeye


どう考えても遠すぎる。全く届く気がしないんですけど。



ズリスリと尻を引きずり、ドアの側面に指の指紋をめり込ませ、1mm、また1mmと90度の絶壁を登って行く。



全体重がドアに接している指先に集中する。



血の気を失い、白くなる指先。





気合と根性で目的地を目指し、到着に要した時間は30分。



ここから、どうする?



窓ガラスから見る車内には、ぐちゃぐちゃに濡れたままのウェア、そしてバラバラに投げ置かれたボードとブーツが横たわっていた。



いつだって、こんな風に道具を扱ったことは無かったのに。




「・・・・・crying





窓ガラスに映っているのは、悲壮感MAXのオッサンだった。



どうしよう。

左脚は動く気配すら感じさせず、静止している時間が長ければ長いほど、柔軟性は失われていった。



左脚はコンクリートでコーティングされているかのように硬く重くなり、それを支える右足は疲労の限界を超えそうだった。


「い、家に入るかhouse



今できることは、それしかなかった。



ここに来た目的は家で休息を取るため。



いや。





正確に言えば途中で病院に行こうと考えた。



けれど、病院の駐車場から移動することは到底無理と判断して、とりあえず横になれる自宅に帰ってきたのだ。



プラ子にしがみつき、作戦を考える。



目測にて、約10m。



駐車場から玄関までは、30歩ほどの距離だ。



でも、わずか1歩が踏み出せない。



激痛で汗が吹き出し、ボタボタと落ちて眼が滲みる。



これならどうだ。



意を決して四つ這い歩行を試みるが、いや、待てよ。



コレ、失敗したら立ち上がれなくなるパターンだshock




意外と冷静なワタシpaper




それならばと、腹這いになって進むことを考えたけれど、2シーズンしか着ていないウェアに土を付けることは、選択肢にすら上らなかった。



こんな時に限って、雪が解けてレンガがむき出しになっているんだよね・・。



せめて、例年通りの雪が降っていれば・・snow


あー、ここにも暖冬の影響が出ているよ。



雪がありゃ、ホフク前進で今ごろは玄関に到達しているぜ。



プラ子の横にたたずみ、汗にまみれるオッサン。



妄想が現実を押し潰している。ヤベーな。



そうだ、杖! 



杖がありゃ歩けるんじゃない?



ドアノブを開け運転席にしがみつき、身体の支えになるものを探す。



「ボードか・・・snowboard





伸ばした手が、ボードに届きそうなところで止まる。



ウェアはダメで、ボードはいいって話はないよね。



ボードを杖代わりにすることは、レンガにボードを押しつけ傷だらけにすることと同義だった。



ダラダラと出続ける汗。



息切れも激しくなってきた。




寒いんだか、暑いんだか、どうなってんだ。



ドウスリャイインダ。



運転席に顔を伏せようとしたとき、後部座席の端からハリネズミがこっちを見ている。




「んっ? 見つけた!!flair





指先に力を込め、座席をなぞりながら指を進める。




柔軟体操を続けておくんだったな。体が硬くて伸びねーやbearing



逃げるなよ、もう少しだ。



よし、よーし。



指先でつまんだ数本のハリネズミの毛が、今にも抜け落ちそうだった。



ゆっくり、ゆっくり手元に手繰り寄せ、一呼吸。




痛みを忘れて手にしたハリネズミ。




コイツ、雪が少ないから車から降ろそうとしていたよ。




「人生のパッケージ」



これも、予想されていたコトなんだろうか。



最悪な時でも抜け出すチャンスは、誰にでも平等に準備されている。




それを見つけるか見つけないか、使うか使わないかは自分次第
typhoon



そう言われているような気がした。



手にしたスノーブラシを捻じり、最大まで引き延ばす。



魔法の杖の完成shine




前かがみになり、ワタシの全体重を受けたスノーブラシは弓なりに反り、ブルブルと小刻みに震えた。



「これ、折れたら肺に刺さるな。」




戦国映画の弓矢が刺さった兵士が脳裏をよぎる。



悶絶する痛みに耐える体に、絶頂の緊張感が加わった瞬間。




もう、これ以上のトッピングはいらねー。



体重80kgを支えるには、あまりにも脆弱な杖だった。




雪がちらつく駐車場で、スノーブラシに全体重を預けて揺れ動く大男の姿は、ご近所さんにどう映っただろうshadow




幸いにも、誰も声は掛けてこなかったけど・・。



さぁ、行こうか。



スノーブラシを5cm前方に着地させ、右足を踏み出す。



その後に、ただの重石でしかない左足を引き寄せる。



何度も何度も、同じ動作の繰り返し。



何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、繰り返し。



ちょっと!玄関が遠いんですけど!





玄関をもっと近くにするんだったとか考えているsad




人間て勝手だね。あっ、ワタシだけか。




こんなことになるんなら、手すりも付けとけばよかった。





アプローチに並べているコンクリートのテストピースの直径が10cm。





ここを通過するのに、同じ動作を2回繰り返す。




見える景色は一向に変わらないeye




・・・遠すぎる。




息を切らしながら前に進む。一歩、また一歩foot

弓なりになったスノーブラシは、折れるまでの秒読みを開始しているようだったsandclock





動かない左脚にいら立ち始めたその時、思い出した。





「身体部位別重量」




それは、事故で手足を切断してしまった患者さんの体重を補正する時に使うデータ。

20150616093730





ワタシの左脚は・・・




13kgsign03




重いはずだヨ。




でも、麻痺のある方はこのような生活をしているんだよね。




弱音を吐いている場合じゃない。





世の中には、まだまだ大変な人がいるんだ。




やってやるぜ!!!




しかし、その感情の高まりは、玄関まで残り5mを直視することで下降線の一途を辿った。

2016年3月17日 (木)

ようやく片松葉

今日は診察日hospital


Nihonkai_sougou_byouin2


痛みもなく経過は良好good



本日より片松葉となりましたshine



不要な松葉杖を1本置いて帰ろうとすると、



「晴天さんsign01 松葉杖は2本で1セットなので持って帰って下さいcoldsweats02」だって。




え~、、面倒だよねぇ~、え~、やっぱりダメぇ~down



駄々をこねるワタシsweat02




「大丈夫ですsign012本あると便利ですよshine家用と外用とか、使い分けできますしhappy01




なるほどsign02





お主もなかなかやるなdelicious






きっと、こんな困った患者が多いんでしょうねsweat02

2016年3月 9日 (水)

神さまのよそ見 (骨盤寛骨臼骨折の日記①)

平成2812311時 あの日あの時の出来事で、人生を大きく迂回することになったのか、それとも最短距離で前進したのか、わからない。



ただ言えることは、相手の立場になって話ができる「経験値」を絶対的に引き延ばすことができたというコト。


そして、ワタシはたくさんの仲間に支えられていたというコトを、身動きのとれないベッドの上で病室の白い天井を見ながら猛烈に感じていた。


人生とは、全ての出来事が初めからパッケージされているという人がいる。



事故や怪我、突然の別れなどが予め設定されて、生きている。



終点に続く、線路のように。



でも、そうだろうか?


ふと目を離した瞬間、線路の分岐器の上を走る列車が方向を変えるように、人生も違う線路に乗り換えて走り出す。




その、一瞬。『神さまのよそ見』



後から考えれば他愛もない出来事。いつもなら防げる、こんなことはしないと思える、小さな出来事が、必然的、偶発的に訪れる。



これも全てパッケージなんだろうか。



いや、違う。


神さまに見放されたのか、はたまた自己を高める試練を与えられたのか。



誰も予想できないタイミングで、何かに巻き込まれる可能性が誰にでもある。




初入院生活。




そう。「神さまのよそ見」は突然やってくる。



41歳を迎える今年まで、多少の怪我は熱い風呂に入って治してきた。



ワタシに入院の文字は無かった。



あの時まで。



気がつくと転倒し、大木が行く手をふさいでいた。



いや。大木が行く手をふさぎ、激突した。



Snowboard loveなワタシは、意外にもマナーに忠実でマジメな41歳 男性。



当然ながら、コース内での出来事だった。



まぁ、コース内といっても、深雪天国のリフト下。

スノーボードコースを滑っていました。


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その日、約一ヶ月後に控えた準指導員の試験に向けたレッスンで、インストラクターとマンツーマンでスキー場に立ったワタシ。





スキー場に降雪が無い日が続き、やっとまとまった雪が降った次の日だった。



深雪OK! 空はピーカン!



レッスンの前にひと滑り!とインストラクターと顔を見合わせリフトに乗車。




ゲレンデにはファミリーとカップル、そしてスキーのレッスンを受ける人、総勢10名くらいかな。




リフト下の深雪は手付かず。まさに、ワタシのためにある、深雪。

・・・最高。




今季、雪が少なくて滑ることができなかったストレスを、一気に爆発させて滑走を重ねた。




深雪ばかりを狙い、スノーボードコースも5~6本滑り込んだ。



時間は1040分。




休憩しようか?とインストラクターが言葉を発した時、直ぐにワタシは人差し指を立てた。






もう、一本。




普段なら、インストラクターの指示に従っていただろう。



「神さまのよそ見」





なぜそうしたのか、ワタシにもわからない。



リフトを降り、慣れたコースを滑るのに不安はなかった。




どんどん加速するボードは手足の一部と化し、周りの風景は止まって見えるほど安定していた。




樹々の間を滑り抜け、もう4ターンもすれば平坦なコースに出る。




昼ごはんはラーメンだな。旨そうなメニューがあった。




この時の記憶ははっきり残っている。思考も十分余裕があった。




もうじき深雪が終わる。その時、





「ハックション!!」




大きなくしゃみ。デカいくしゃみ。誰だよ。





かっ、神さま?




一瞬で目の前が真っ白になり、長い時間その状態は続いた。





手足と化したボードはブレーキをかけることなく迷わず右へ、脳は左への進路を選択した。





タイミングの不一致。



石のように固まる身体。



言葉にできない違和感。



感覚でしかないターンを終えた後、目の前は晴れ渡った。




が、ターンを決めたその先にまさかの大木。




「そっち!?」




たぶん、そう発しただろう。





視線がロックされたまま、吸い込まれるように引き寄せられた。






ドンっ。鈍い音が一拍。



無風で枝に積もった粉雪が、滝のように落ちてくる。




身体は、樹皮が鮮明に見えるほど樹に密着していた。




先行していたインストラクターは、もう見えない。




「早く合流しないと!」




心配はかけられない。急いで深雪から脱出を試みるが、脚の動きが悪い。



打撲による一時的な神経障害か。



強くぶつけると、しばらく感覚が鈍くなることは経験していた。
居るんだよね・・。

勝手に診断を付ける、困った患者(ワタシ)。






脚を引きずりながら平坦なコースに戻り、ズリズリと横滑りで下山。




インストラクターと合流し、一旦休憩するためにボードを脱いだ。




「カクン。」





左ひざが折れて座り込んでしまった。



立ち上がる・・こともできない。





どうやったら脚に力が入るんだろう。





脚の動かし方を忘れてしまった・・。





鶏肌が立ち、感覚的にはビー玉大の汗が吹き出しているようだ。





「痛てえ。」




ただの打撲なのに、すげぇ痛てえ。




こりゃダメだ。スキー場に迷惑をかけちゃうな・・。




早くスキー場から離れないと。




インストラクターに車のカギを渡し、近くまで移動してもらった。





そして、ボードを杖代わりにしてゆっくりゆっくりと歩き、雪と汗をたっぷり含んだウェアのまま車に乗り込んだ。





今年一番の笑顔で、「今日は楽しかったです!念のため病院にいってみます。」
そう言い残してスキー場を後にした。





自宅に向かう車の時速はMAX40km。




凍結して平らに見える道路が、信じられないほどの衝撃を股関節に運んでいた。




超痛てえ。




だらだらと汗は出続け、のどはカラカラ。




路肩の自販機を横目で見ながら自宅を目指す。




「車から降りても歩けないなぁ。」




我ながら的確な判断。




車から降りていたら、また座り込んでいたよ。




3
時間かけて自宅に着いたとき、痛みはすこ~し軽減していた。




大丈夫!大丈夫?





車から降りようとしたとき、除夜の鐘つきを腰に命中させたような衝撃が走った。





目の前の景色がグニャッと曲がり、女子のようにペタンと座り込むワタシ。





ガタガタガタ・・・。体が震えている。




汗が噴き出す。





風邪かなぁ。





この時はまだ、診断名を打撲と信じて疑わなかった。

 

 

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